世界各国の女性の学び、キャリアや働き方、結婚・出産、子育て、女性を取り巻く環境やライフスタイルについてご紹介します。
 

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ニュージーランドの大学では高校を卒業してすぐ大学に入った人だけでなく、社会人を経験した人、また孫がいる年齢の人もおり、幅 広い年齢の人が勉強しています。大学内には保育施設もあり、小さい子供がいる人も大学に通える環境にあります。時々教室で小さい子供を連れて講義を聴いて いる方を見かける事もあり、ニュージーランドの大学は社会に広く開かれた学びの場だと言えると思います。
 

まずお稽古事ですが、ニュージーランドでは、コミュニティセンターや高校の教室を夜使用して、様々なクラスが格安で開催されています。主なクラスとして、音楽、ダンス、ヨガ、アート、料理などがあります。ニュージーランドならではというと、お稽古事は、先住民のマオリ族の文化を学べるクラスです。マオリ語 はもちろんのこと、草木編みや彫刻などを学ぶことができます。
 

また現在のニュージーランドは、ヨーロッパ系、マオリ系、ポリネシア系、アジア系と多種多様な民族が暮らしているので、それに伴い文化もバラエティに富ん でいます。その為、料理のクラスでもフランス料理、イタリア料理、地中海料理、中華料理、タイ料理、インド料理など実に様々な料理を学ぶことが出来ます。
 
 
 

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ニュージーランドでは、女性と男性とも平等に雇用の機会が与えられていると思います。実際にニュージーランドは、女性にとって働きやすい国の第一位になり ました。最近では日本でも少しずつ見られるようになりましたが、ニュージーランドではタクシードライバー、大型バスドライバー、警察官、工事現場等で女性 の姿をよく見かけます。
 

普段の生活から、男女の格差があまり感じられないと言えます。また政治の世界では、1997~1999年にジェニー・シップリーがニュージーランドで初の女性首相として就任、1999年にはヘレン・クラークが選挙で選ばれた初の女性首相として就任しました。こうした日本との違いは、ニュージーランド女性は 主張が強く、自分の意見をはっきり言うので、男性と対等な立場にいるのかもしれません。
 

また、ニュージーランド男性は国鳥のキウイに例えられて「キウイハズバンド」と呼ばれる事がよくあります。これは雄のキウイが、雌が産んだ卵を温めて雛に かえすところから来ているそうで、ニュージーランド男性は家事や育児に積極的に協力します。もちろん全ての男性が当てはまるとは限りませんが、こういったところから女性が社会に出て活躍しやすい環境にあるという事が出来ると思います。
 

更に、出産や育児のサポートがしっかりしている国なので、日本のように結婚や出産の為にやむなく退職という考えがないのだと思います。
 
 
 

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ニュージーランド人の恋愛・結婚観は日本人のものとかなり異なると言えます。お互い気が合えば同棲する人も多く、その後子供が出来ても結婚せずにいるカップルが沢山います。小さい子供がいても離婚したり、再婚を繰り返したりと、恋愛に関して自由な国です。また最近では同性同士の結婚も認められるようになり ました。
 

結婚について言えば、日本のように入籍だけで簡単に済ませたい場合でも証人と一緒に登記所に行く必要があります。結婚登録官と呼ばれる人の前で結婚の宣誓 をし、結婚したということになります。役所で婚姻届を提出というのに比べたら、多少結婚したという実感が沸くかもしれません。また披露宴は自宅の庭、大きな公園、カフェなどを借りてするなど様々です。
 

ニュージーランドの出産もまた日本とはかなり異なります。まず妊娠がわかったら自分でミッドワイフと呼ばれる助産師の方を探します。ミッドワイフは妊娠中の状態を定期的にチェックしてくれ、もし自分と合わないと感じた場合は違う人を選ぶこともできます。
 

ミッドワイフが行う定期検診は血圧、尿、胎児の心音などで、血液検査やエコー、希望によって羊水検査などを受ける場合は別の専門機関に行かなければなりま せん。日本では出産にあたって導尿などを行う場合があるようですが、ニュージーランドではそういった事は一切行いません。また出産場所を選べ、自宅で出産する人もいます。
 

出産及び育児などのサポートがしっかりしている国なので、結婚や出産で離職するのはごく稀な事だと言えます。その為出産してすぐ職場復帰する女性も少なくありません。
 
 
 

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ニュージーランドでは同じ雇用先で6ヶ月以上、週に平均10時間以上働いていれば、政府からの産休手当てを受ける事が出来ます。産前休暇は予定日の6週間前から、また産後休暇は8週間の有給休暇が取得できます。
 

手当ての額は、本人の給与に応じて計算されます。国からの支給で14週間の有給休暇が取れる訳ですが、職場に早く復帰したい人には、その休暇を配偶者に移 行させることができます。また、12ヶ月以同じ雇用先で勤務していれば、上記に加え無給ですが38週間の育児休暇が取得できます。
 

生後6週間まではミッドワイフの検診を受けますが、その後~4歳児になるまでプランケットという場所で検診や相談が無料で受けられます。プランケットとは 政府が援助している機関で、各地域に数箇所あり、ミッドワイフが紹介してくれます。プランケットには子供用のおもちゃや本が置いてあったり、チャイルド シートをレンタルする事もできたりと、小さな子供がいる家庭には大変有難く便利な機関だと言えることができます。
 

ニュージーランドでは共働きの家庭が多いので、預ける日数や時間などニーズに応じて保育園を選ぶ事が出来ます。また保育士に自宅に来てもらい、子供を預ける事も可能です。待機児童問題がニュースにあがる日本から見ると、大変羨ましい状況だと言えます。
 
 
 

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ニュージーランド人は日本人から見ると、素朴でゆったり生活しているように感じます。日本のようにブランド品に身を包む人は少なく、週末などはピクニックやキャンプ、ガーデニングや庭でバーベキューをするなど自然と触れ合う機会が多いです。
 

女性に関して言えば、ファッション雑誌から抜け出たような人はあまりおらず、あまり服装や体系にこだわる人は多くないように思えます。例えば朝の出勤時間 にも制服で通勤する人をよく見かけますし、体格がいい女性もピッタリとした服や肌の露出が高い服をよく着ています。日本で見かけるような、流行のファッションを追ったりダイエットに励んだりする女性に比べると、他人の目を気にせずありのまままの自分でいるのだと思います。
 

またいくつになっても仕事をしている女性が多いのもこの国の特徴だと言えます。20~40代の女性が働いているのはもちろんですが、初老かなと思える女性 が働いているのもよく見かけます。銀行や郵便局だけでなく、若い従業員が多いイメージのファーストフードの店でも割と年配の女性を見かける事があります。
 

また、ニュージーランドは様々なボランティアがあり、社会福祉関係のボランティアをしている女性も多いです。このようにいつまでも女性が元気でいるのは、男性側の協力も含め、女性が家庭に留まらず働きやすい環境にあるからだと思います。