日本でも一般人が裁判へ参加する制度が始まっていますが、いざ裁判員になったら?逆にもし訴えられてしまったら?
後者は日本では悪さでもしない限り滅多にあることではないのかもしれませんが、裁判大国アメリカを見ると、「え?そんなのも裁判に?」というケースも多々あるようですね。訴えるのが好きなのか?悪くても謝らないといわれる代表国でもありますが、最近できたある法律があるそう。その名も”I’m sorry法”。謝っても裁判で不利にはならないよ、という法律のようで、謝れないというストレスが増えてきたからできたらしいです。日本では考えられない法律ですよね。
私もたった4年弱の米国滞在中、一度陪審員に選ばれ通知を受け取ったことがあります。外国人は基本的に除外されますので手続きをし逃れましたが、国民も日本の2倍以上いるのに、それだけ裁判の数が多いのでしょうか、陪審員となる確率は高そうです。現に日本は他国の1/3~程度の裁判数しかないそうなので、専門家の目から見るとその少なさは異様なのだそう。
とはいえ、穏便に済ませることができるならそれがベストですし、好んで裁判したい!なんていう方もいないと信じたいものです。
さて、裁判への免疫をつける方法、というタイトルですが、日本はこうした法制度の教育も少ないことから、とりあえず裁判ってどんな感じ?を垣間見ることができる海外ドラマをご紹介したいと思います。
”私はラブリーガル”(公式サイト)
事故死をきっかけに24歳のモデルの女性が、同時に死亡したやり手弁護士の体の中に魂が入って新しい人生を歩むこととなる、一風変わった弁護士ドラマです。
主人公や取り巻く人たちの恋愛模様も多々盛り込まれ、また弁護士として様々な案件に奮闘する主人公機転の良さや、裁判の様子などなど、観どころ満載のシリーズです!
こんなにすぐ恋愛が始まってしまうのかしら??と思うほど、恋愛の部分では驚きもありますが、その昔聞いた話では、「アメリカではかっこいい人と目があったらずっと見続けたら恋に変わる。」のだとか 笑。日本ではなかなか通じませんよね?? ^^;
さて、私自身も法廷は遠い世界なのですが、このドラマを見ていると、「こんな主張も通用するんだ」や、「こういうのは拒否できるのね」や、「不当な訴えに対してはこういう切り替えしできる」などなど、参考になることも多いように感じます。何も知らずにいたら、いざというとき、ついつい言われるままに従ってしまいそうです。それがよかれ悪かれ有利になるのか不利になるのかさえも分からなければ、相手にはめられてしまう可能性だって起こりえそう。日本なら言葉も通じますがもし海外に行ったときに訴えられてしまったら不安も増しますよね。
作られたドラマの世界なので現実でどこまで通用するのかはわかりませんが、多民族国家であるからこそ論理性が求められるのがアメリカの裁判。日本も同じかもしれませんが、一方向からしかないように見えて、その論理も見方を変えることができるのだ、ということも知ることができたのがこのドラマです。
弁護士シリーズはこれ以外にももちろんたくさんありますから、好きなものを選んでもいいでしょう。知らない世界を知ることができる簡単な教材として、映画ドラマは便利だと思います。
– 私はラブリーガルはhuluでも視聴できます –