みなさんは、「発展途上国」と聞いてどんな国をイメージするでしょうか?貧しくて、子供たちが働いている…そんなイメージはありませんか?

 

国王ご夫妻の訪日で「幸せの国」として一躍有名になり、日本人の中にもファンの多いブータンですが、この国も「発展途上国」の一つです。しかし、ブータンでは国の未来を担う若者のために、教育費は基本的に無料、という制度をとっています。そして成績次第では、進学だけでなく留学という道も夢ではありません。

 

 

上に行けるかは、やる気と努力次第

 

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ブータンで西洋的な学校制度が導入されたのは60年ほど前。先進国に比べたら良質な教育とは言い難いかもしれませんが、ブータンの公立学校は小学校から高校まで教育費無料。受験料も、入学金もいりません。教科書も、ちょっとビックリしますが年度の始まりに学校から貸与され、年度の終わりに返却するというレンタル制のため、基本的に無料です。(ただ、制服やノートなどの学用品は自己負担なので、残念ながらそれらを賄えず子供を学校に行かせられないという家庭もまだまだあります。)

 

文化的理由や家庭の事情で女子の就学率は男子に比べたら低いのですが、制度としては男女の区別なく同等の教育が受けられ、進級・進学はすべて出席やテストの成績に基づいて決められることになっています。義務教育制度は無いので小学校一年生から留年や退学があり得る反面、勉強を頑張ればどんどん上に行くことができますし、何歳でも教育を受けることができます。

 

進学も就職も、成績がカギ。留学のチャンスも

 

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ブータン国内の教育施設には数に限りがあるため、大学や専門学校へ行けるのは全国一斉試験の成績上位者だけです。そしてこれもちょっとビックリしますが、行ける学校はこの試験の成績順に決められます。総合大学ではなく専門学校が多いため、試験の成績が低いと希望の専門学校に行けなくなってしまいますので、真剣に将来を考えている若者は自分の夢を実現させるために必死に勉強します。

 

そして羨ましいことに、ブータンでは留学という選択肢が珍しくありません。国費や受入国の奨学金などで行けるので、ほぼ無料ということになります。就職してからも、専門性を高めるために国外の大学院進学などのチャンスが得られることも。

 

所属機関の研修で、日本を含め外国を訪れるブータン人グループには女性もたくさんいます。人の良いブータン人は男女間でも仲が良く、職場でも男女関係なく楽しそうに仕事をしていますし、こうした留学や国外研修のチャンスも、男女関係なく開かれているようです。

 

いかがでしたか? 学びに対してハングリー精神旺盛なブータンの学生たちを見ると教育という現場での就職もやりがいがありそうですね。

 

ライター Akari

IT企業を退職後、青年海外協力隊に参加。ブータンの高校でITインストラクターとして2年活動したのち帰国。現在は大学で舞台技術の勉強中。

 

 

 

 

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