女性の社会進出の先進国と言われているスウェーデンは、社会で重要なポストにも女性の割合が高く、国会議員45%、企業の女性管理職37%と言う数字からも見ることができます。

 

女性が社会で活躍すること、個人が自分の意志をしっかり持つことが大切と考えられているスウェーデンですが、「自分は自分、他人は他人」といった線引きがしっかりと引かれており他人を否定する発言は好まれません。そのため、自分にとって何が価値があるかどうかを、しっかりと判断できる人が多い印象です。

 

人と比べて物事を評価せず、たとえ太っていても、あまり美人ではなくても、自分への自信と愛があるので、輝いている女性がとても多い感じます。また、個人を尊重する社会であること、女性が活躍できる環境であるため、男性に依存しないところもスウェーデン人女性の魅力と言えるのでしょう。

 

女性の自立を後押しするスウェーデンの労働環境

 

スウェーデンでは専業主婦という観念が社会にはなく、88%の女性が就業しています。

 

日本では、配偶者控除の引き上げが話題になっていますが、こちらでは配偶者控除に当てはまるものは無く、年金に関しても夫婦共同課税は1971年に廃止されています。仕事に就かず、税金を納めなかった場合は、政府が定めた最低限の年金しか受け取ることが出来ません。

 

充実した育児休暇システム

 

Embed from Getty Images

 

スウェーデンでは育児休暇のシステムが充実しており、出産後も女性が社会に復帰しやすいシステムが整っています。また育児休暇は、母親と父親合わせて480日習得することができますし、そのうち390日はお給料の80%が支払われます。男女ともに産休を取るシステムであることから、女性が産休で仕事を休んで会社に居づらいような空気感はなく、復帰しやすいシステムが特徴です。

 

またスウェーデンでは、少ない労働日数、時間でも正社員雇用することが出来るので、生活状況に合わせた契約を結ぶことが出来ます。育児をきっかけにパートタイムで働く女性も増えますが、正社員の給料を時給に換算したシステムで支払われるため、パートと正社員の格差やほとんどありません。公務員や教員などは、育児と両立しやすい働き方が多い為、女性の割り合いが高い職場です。

 

 

スウェーデンの教育と女性の活躍できる社会の基礎

 

スウェーデンでは女性の社会進出が進んでおり、日本ではまだ男性が活躍することが多い、バスやトラックのドライバー、建設作業員、警察官、警備員、医師など、様々な職場で活躍する女性を身近で見て子供たちは成長します。女の子だからピンク色、男の子だからブルーなどのそんな小さな概念も無く、子供の頃から男女平等の中で育てられます。

 

高い税率が有名な北欧ですが、大学まで無料で教育を受ける事ができるうえ、男女の差や生まれた境遇に関わらずに、自分で将来を選択することが可能です。これらは女性の自立に必要な、就業やキャリアに影響しており、男女賃金差は世界トップレベルで少ない傾向です。

 

2016年度には地方の女性管理職の給料平均が男性管理職を超えた地区も出ました。

 

 

スウェーデン人女性自身の「女性の自立」に対する考え方

 

スウェーデンの雇用システムは近年日本でも評価されていますが、女性が働きやすい環境を得た事により、女性自身が「女性の自立」に関してしっかりと考える良いきっかけとなります。こちらでは、結婚後、生活費や住宅ローンなども夫婦で折半は常識で、女性自身が男性や夫に養ってもらうと言う観念を持っていないことが、スウェーデン女性を強く自立した女性へと導いていると考えられます。

 

日本とスウェーデンでは、社会制度や意識が大きく異なりますが、これからの「一億総活躍時代」に向け、女性自身が「自己を確立し自立する事」により、一人一人の女性が輝くことが出来るはずです。

参考URL https://sweden.se/society/sweden-gender-equality/

 

ライター 西崎莉緒

スウェーデン在住の30代フリーライター。世界各国を旅したのちに、北欧のスローライフに魅せられ移住。現在WEBマガジンで海外情報、旅行、ファッションなどの記事を執筆している。

 

 

 

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中