Chika Esakiさん

 

2010年:神田外語大学中国語学科卒業
2010年:某一部東証上場企業入社。
2011年:中国向けインフラ輸出部門にて営業職としてプロジェクトを担当。
2016年:長女出産。
2017年:約1年間の育児休業を経て復帰。
2018年:仕事と子育ての両立に悩み、8年間勤めた企業を退職。
合同会社ZENを設立。

 

現在はどのようなお仕事や活動をなさっていますか?

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現在は合同会社を経営しながら、事業の一環として、ストアカなどのマッチングサイトを活用し、フリーの中国語講師として活動しています。

ストアカ講師ページ

また、ネット上で、中国情報を発信する記事やブログを書いています。

Fun! Fun! China!ch中国がもっと楽しくなる!
CHINA研究所

 

中国に関する興味深い記事がたくさんありますね!中国語はどのようなきっかけで興味を持たれたのですか?

 

中学3年生の時、隣のクラスに中国人の男の子が転校してきたことがきっかけです。彼は当時全く日本語が話せなかったので、何とかしてコミュニケーションを取りたいと思い、中国語学習を決意しました。

また、当時(2000年代初頭)は、中国の著しい経済発展が話題になり始めた時期でもあり、将来的にも役立つと考えたのも、中国語に興味を持った理由の1つです。

 

語学留学をされていますが、どのような目的で留学されましたか?中国はいかがでしたか?当時の様子も教えてください。

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当時は外語大学で専攻語として中国語を学習していましたので、もちろん語学の上達というのが第一の目的ではありました。ただ、実際に中国の様子をこの目で見たいという気持ちも強かったです。中国という国の雰囲気・匂い・手触りは、実際に行ってみないとわからないと思い、留学を決意しました。

実際に現地で見た中国は、非常に活気にあふれていて、「明日はきっと今日より良くなる」と皆が心の底から信じている雰囲気がありました。

物心つく頃にはすでにバブルが崩壊していた世代の私には、それがとても新鮮に映りました。

 

日本にいた時との違いを感じたことはありましたか?それはどんな点ですか?

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日本にいた頃は、「感情を出すことは悪いこと」「和を乱すのは悪いこと」といった空気を感じていました。ですが、中国ではみんなごくごく自然に自己主張するので、私自身も中国モードで生活していました(笑)。

 

今後は中国語の需要も増えていくとよく耳にしますので興味がある方は増えていると思いますが、漢字には馴染みがあるものの、発音など、中国語の習得は難しくはありませんか?

 

確かに、中国語を初めて習う方にとっては、「発音の習得」が最初の難関になります。私自身、中国語に独特の四声(音の高低で意味が変わる)やピンイン(平仮名のように読み方を表すローマ字)の学習で苦労しました。

そのため、自身が講師を務めるストアカの講座でも、日本人がイメージしやすいよう、近い日本語の音を示したり、例えを使うなどわかりやすい説明を心掛けています。ただ、確かに発音は1つの山ですが、漢字になじみがあるというのは、中国語を学習する上で有利に働きます。

英字新聞などはパッと見ただけで意味を取れる方は少ないですが、中国語を少し勉強した方なら、中国語の新聞を見ても、何が書いているのかを瞬間的に理解することができます。

日本人は元々かなりのアドバンテージを持っていますので、皆さんもっと気軽に学習を始めていただければと思います。

 

現在はどんな方が受講され、また今後はどのようなレッスンを展開される予定ですか?中国語を学ぶ楽しさ、面白さはどのようなところにありますか?

 

現在は、お仕事をする上で中国語を使う必要がある、という方が多いです。同僚に中国の方がいてコミュニケーションを取りたい!という理由で来られた生徒さんもいらっしゃいました。

今後は、シニアや主婦の方、お子様などでも気軽に参加できるような講座を充実させていきたいと思っています。特に、今まで中国語に触れた経験がないという方に対して、ゼロをイチにするお手伝いができればと思っています。

今や世界の約2割は中国人。中国語が使えるだけで、アクセスできる情報の幅が、ぐんと広がります。特に、子どもや若い世代の方たちが生きるこれからの世界では、中国のプレゼンスはますます高まっていくでしょう。中国語を習って損になることはないと断言できます。

日本人はせっかく漢字が使えるのですから、このアドバンテージを利用しない手はありません。

何もネイティブのように話せるのを目的としなくとも、「ビジネスで中国語のメールの意味がとれた!」ですとか「中国旅行で買い物できた!」ですとか、中国人の方とのコミュニケーションをもっと気軽に楽しんでいただければと思います。

 

現地で生活をすることに興味がある方に伝えたいことはありますか?

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中国という国についてすでに知っている方なら問題ないかと思いますが、全く知らないままいきなり生活するとなると、少なからず日本とのギャップがあると思います。

もし現地で生活を希望されるのであれば、旅行等(2泊3日等でも大丈夫ですが、できれば1週間くらい)で中国での生活を体験するのが良いかと思います。

異国の地で無理して生活するのは辛いですから、ご自分との相性を見極めてから、決断されることをお勧めします。

またあくまで個人的な意見ですが、いきなり内陸の小都市で生活するのはかなりチャレンジングですので、北京や上海、広州や深圳などの沿海部の大都市から生活をスタートさせるのが無難かと思います。

 

現地の女性のライフスタイルについて仕事に対する姿勢や、生き方など感じたことがあれば教えてください。

 

中国人女性と接して感じたのが、とにかく「強い」ということです。それは単に自己主張が強いという意味ではなく、周りに流されることなく、自分なりの軸や意見をしっかり持っているという印象を受けました。

また、仕事に関して言えば、「出産後も働く」という考えが、日本より浸透していると感じました。育休などの制度は、確かに日本の方が充実しています。

ただ逆にいうと、中国では祖父母の助けがあったり、民間のベビーシッターが一般的に利用されていたりと、産後すぐから働ける環境が整っていると言えると思います。

 

女性の自立という視点で考えると、日本よりも整備されているという印象ですね。ご自身は働くことに対してはどのようにお考えですか?

 

私自身、母がずっと看護師をしているため、生後10か月から託児所に預けられてきました。なので、子どもが生まれても働くということは、私にとっては自然な選択でした。

人や社会に貢献することで対価を得られ、かつ仕事を通して自分自身も成長できるというのは、働いているからこそ味わえる幸せだと思います。

ただ、実際に仕事と主婦業を両立してみて、改めてその難しさを痛感しました。子どもの発熱といった突発的な事項に対処するためには、母親だけの努力ではなく、周囲の協力が不可欠だということも身に染みてわかりました。

今後は世界の潮流や時流を読み、柔軟に働き方を変えながら、働ける限りは何らかの形でずっと働いていきたいと思っています。

 

日本とは違う外国の文化や人々の生活に触れることで、視野や価値観の変化など大きく変わったことがあれば教えてください。

 

日本では「正しい」とされていることでも、中国現地では違っていたりして、この世界に絶対的なことなどないのだと感じました。それぞれが違った歴史を背負い、違った価値観を持っているので、それに合わせて「正しいとされること」も変わります。

1つの事象でも、見る角度によって様々な面が現れるということを、身をもって体験しました。それによって、以前よりも視野が広がった気がします。

 

自分の時間をどのように過ごしていますか?趣味はありますか?日々意識して実行していることがあれば教えてください。

 

子どもと一緒に寝落ちしてしまうことが多く、あまり褒められた生活はしていませんが、なるべく意識して読書はするようにしています。最近はユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史」を読みました。

また、日々の生活ですが、自分にとって1日のうちで何か1つでも新しい知識や気付きを得られたら、それでよしとしています。私自身は「あれもこれも」とバリバリこなすタイプではありませんが、1つだけなら、意識して学べる気がします。

 

今後の目標やこれから挑戦したいことはありますか?

 

現在は、英語のレベルアップを実践中です。将来的には、中国語だけでなく、英語も使って、訪日外国人向けのガイドにチャレンジしていきたいと思っています。

人口動態から見ても、日本の国力が衰退する中で、元々日本が持っている観光資源を活用できるインバウンド事業は、今後日本の輸出産業の主力になっていくと考えています。

子育てが一段落したら、こちらの活動にも力を入れていきたいと考えています。

 

お子さんがいらっしゃるとのことで、育てる上で大切にしていることがあれば教えてください。

 

多様な価値観が存在する中で、100%正しい教育などあり得ないと思っています。

ただ、個人的な考えでは、「広い世界を見てほしい」「全身で世界を感じ取っていってほしい」と思っています。そのためには、好奇心の芽だけはつぶさないようにしていきたいと考えています。

 

好奇心は変化の多いこれからを生きていくためには欠かせない大切な要素ですね。好奇心の芽をつぶさないようにするために、また好奇心を引き出すために、どのようなことを心がけ、働きかけたら良いか、アドバイスがあればお願いします。

 

私自身が母親2年生で、まだまだ新米ですので、逆にアドバイスをいただきたいくらいです(笑)。 毎日本当にこれで良いのか、悩みながら子育てをしています。

ただ、好奇心ということで言えば、これからは「問いかけること」を大切にしていきたいと思っています。ただ親が一方的に答えを与えるのではなく、子ども自身が考えるきっかけを作っていくのが理想です。

また、子どもの素朴な疑問にも、真摯に向き合っていきたいと思います。実際には「もー忙しいから後にして!」とか言っちゃいそうですが…。

 

今後のライフプランについて教えてください。

 

まだ明確には決まっていませんが、いつか家族で海外に移住できればと考えています。

子どもには、「日本だけが絶対ではないこと」・「あなたには多様な選択肢があること」を、教えていきたいと思います。

 

ご自身にとって譲れない自分の軸はありますか?それはどのように見つけましたか?

 

「変化を受け入れる」ということを忘れずに生きていきたいと思っています。

私自身は恐らく非常に慎重なタイプで、実際には変化を恐れてしまう面が多々あるのですが、それでもライフステージや環境の変化に応じて、自分自身の価値観や生き方を柔軟に変えていきたいと思っています。

私にとっては、子どもを生んだというのが、非常に大きかったと思います。子育てを通じて、今まで信じていたこと、感じていたことが根本から覆され、180度違う世界に来てしまったという感覚があります。最初はそれに抗っていたのですが、その中で、「変化を受け入れる」ということを学びました

 

自分らしく生きていきたい、という女性に向けてメッセージをいただけますか?

 

社会的に見ても、「女性は仕事をして良いけど、家事・育児を完璧にこなしてから」「女性は仕事より家庭優先」といった価値観がまだまだ強いのが現状です。私自身も含めて、日本人が全般的に持っているこのマインドセットを、一朝一夕に変えるのはやはり難しいと思います。

男性・女性に限らず、誰もがもっと自分自身のために生きられるような社会の到来を願っています。まず私自身が変わらなければ、社会を変えることなどできません。私のこれまでの経験や、これからチャレンジすることを世の中に発信することで、ご自身の人生を考えるきっかけとなれば幸いです。

 


 

いかがでしたか?

「変化を受け入れる」「好奇心」など、これから欠かせないようなキーワードがたくさん出ていました。これから大人になっていく子どもたちには、英語よりも中国語を、と言われる程、今後中国は私たち日本人にとっても重要な国となっていくようです。

中国語を学んでみようかな?と興味を持ったらぜひChikaさんへご相談されてはいかがでしょう^^

素敵なストーリーをありがとうございました!

 

 

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